元本部SV(スーパーバイザー)が語る買取ビジネスの実情

私は買取ビジネスを展開する複数の会社で、本部SVとしてFC加盟店の教育・サポートを5年以上行っていました。その中で得た経験や情報を基に、買取ビジネスについて私なりに語りたいと思います。

現在、買取ビジネスは大手に加え、中小も多く参入しており、主要都市ではかなり飽和状態であると言えます。そんな中でもFC加盟店の募集は常に行われています。

FCに加盟するには、初期費用として加盟金・店舗取得費・内装工事費・設備費などで500万前後掛かります。そしてランニングコストとして広告宣伝費・人件費・ロイヤリティなどが毎月100万以上掛かります。その他に買取資金も必要なりますので、最低でも700万以上準備する必要があります。店舗の規模・加盟プランによってはプラス数百万掛かります。

契約期間は5年間など長期になり、その間に業績不振などになっても契約満了までロイヤリティを払い続けなければなりません。また、加盟する会社によっては店舗取得を会社側で行っている場合もあり、契約満了まで家賃も払わなければならないケースもあるようです。

1年間 収入保障・SV常駐・赤字補填などを行てくれる会社もありますが、問題はサポート期間が終わった後、継続して利益を出せないと上記のように契約満了まで無駄な出費があることを覚悟しなければなりません。

どうしても買取ビジネスで独立したいという方に、元本部SVの私がおすすめする方法は、ズバリ！買取ビジネスを展開する会社に就職してスキルを身に付けた後に退職し、自分の好きなように店を作ることです。そうすることで数百万の加盟金、月々数十万のロイヤリティを払わずに独立することが可能です。

また、買取ビジネスは接客業ですので、やる気はあっても向き不向きがあります。もし自分に向いていないと感じた場合には、会社を辞めれば済み、独立で失敗するリスクを減らすことができます。

コンビニのFCについては、商品開発やサービスなど本部主導で行っているので、月々多額のロイヤリティを払ってでも加盟するメリットは大いにあると思います。しかし、買取ビジネスについてはネームバリュー以外のメリットはほぼないと言っても過言ではありません。

資金に余裕のある方・本部のやり方に従える方はFC加盟されても問題ないと思いますが、資金に余裕のない方・自分なりのこだわりを持って店造りをしたい方は、是非 私がおすすめする方法で独立してみてください！